札幌不動産建築士の竹村コラム


2014/10/14 07:07

空家問題

ラピスコーポレーション 竹村です。

最近よく耳にする話題として、空家問題という言葉があります。
特に困っているのが所有者の管理に問題があり、周辺住民に危険や迷惑を及ぼす空き家
が増えているということ。
屋根や壁の崩落で隣家や歩行者に危険をもたらしたり、侵入や放火、ごみの投棄などの
不法行為を誘引したりしまする。
総務省の調査によると空き家は全国に820万戸もあるといいます。
そのうち賃貸や売却用、別荘などを除く「放置された空き家」は、5年前より50万戸増えて
318万戸にも上るという。

しかし管理に問題のある空き家に対して是正を求めようにも、所有者の名前や居場所が
分からないという状況。周辺住民からの聞き取りや、登記簿や戸籍の読み取りなど、
様々な手を尽くすが、なかなか所有者がみつからないという状況。
あくまでも個人財産なので所有者の了解を得ない状態で対策は取りにくいというのが現実である。

本来不動産とは「これは私のもの」という証明のために登記をします。
少なくとも1947年以降、家屋を新築した所有者には登記が義務付けられております。
しかし戦後の混乱期、当時は現在とは異なり、住宅をローンを組まずに自己資金で建てることが多く、
権利関係を示す登記の必要性が少なかったということで未登記となっているよう。
また相続の登記を行わず、所有者が見つけられないという状況もあるようです。

今後もこの空家問題、増えてくることも予想でき、重大な問題となってくることは間違いありません。